40代独身の日々

現在の恋が最後の恋になるのか。内省の記録

そして第三の壁が

なんとなく前より仲良くなれた気がして数ヶ月。
私たちの関係は変わらない。同じように、ドライブ、お出かけ、ランチ、カフェ。

楽しく過ごせてはいて、なんとなく愛は感じるものの、明らかに私のことを好きそうだ、付き合いたそうだ、などということはなく。私がさりげなく寄り添ってみたり、愛を凄く遠回しに伝えたりしたものの、特に反応はなく。というか、当たり障りなく、という感じ。

そこでまた壁にぶち当たった。

勝手に私ぶち当たっている。
今考えたらわかる。
相手の気持ちを推測し、勝手に私のことが好きならこうするだろう。普通ならこう言うだろう。そういう思いに囚われすぎていた。相手の気持ちなんてどんなに一緒にいてもわかるわけない。わかるのは相手にどう見せているか。

壁にぶち当たって、またまたわかりやすくこじらせ、「もうダメだ」と落ち込んだものの、とりあえず私は彼に対して愛情を伝え続けることにした。

要所要所で相談していた友人には

一緒にいることが当たり前の仲を目指す
分かりやすいベタなアプローチが好きだと思う

というアドバイスをもらっていた。
私は信頼関係を築くことこそ大事だと考えていたことを思い出したのだ。

少しずつ仲良くなる2

その日は少し離れた観光地に行くことになっていた。
いつも彼の真意を読み取ろうと言葉の裏の裏を解釈していたが、面倒くさいのでやめた。
話したいことを話し、自由に振る舞った。

その日は久しぶりに純粋に楽しかった。
この時から少しずつ彼の態度が変わってきた気がするのだ。
愛や優しさを感じるような?

この後思い返すと、変に遠慮するよりは自分の気持ちが相手に見えるように振る舞う方が良かったのかもしれない。

もうやめよう

彼の気持ちがいまいちわからず、受け入れられているように感じず、の日々。
共通の知人、友人には少し相談した。
彼の真意はわからずじまいで、他の男性を紹介するあてがあるからどう?と言われた。

しかし、他の人と会う気にはなれず、変わらない毎日を過ごしていた。

ちなみにここまでで、その彼との関係性は全くかわりなし。いつもランチ、ドライブまたは観光地へのお出かけをして過ごしていた。全く彼からは恋だの愛だのは感じず、手も握られることはなく、触れられることはなく。

ある時、思った。
もうやめるか。
私がいつも次どうしようか。と言うからいけないのでは?と。
もう、予定決めなくていいや。
もう、ここにはこないわ。

そう思った。

第二の壁2

私は「うわぁ…。これはダメだ…。」と絶望的な気持ちで話を聞き続けた。

彼は確かに婚活市場でお見合い相手に言うと多少不利になる可能性のある、とある事柄について話しはじめた。

私はそこまで気にならない事柄であったが、そのように話題に出してくることが私を受け入れていないと感じた。今思うとお互い試していたのか、とも思えるが。この時は彼のマイペースな振る舞いと共に、終了に向かって加速しているようにしか、思えなかった。

もう少し詳しく話を聞くなり、自分は彼のことをどう思っているか言うなりしていたら、この時のここまでの悩みはなかったように思う。それか、この時は何を話しても同じ結果だったのかもしれない。

この事柄が私たちの間でそこまで今のところ問題ではないと思えるようになったのは、それから1年以上の積み重ねがあったからなのかもしれない。
今でも私も一応気に留めてはいるが、恐らく問題にはなっていないのではないかな、と思える。

第二の壁

第一の壁は乗り越え、関係性に特に変化はなかった。
友人以上の関係性はない。
そもそも私は友人とは思っていなかったのだが、彼が私のことを友人と表現したのだ。

付き合う気があるのかないのか確かめなくては、という使命感に追われた日が続き、私はある時結婚についての話題を出した。確か、あなたが結婚するなら、という感じで話を出したように思う。

そこで彼は「うーん、僕は結婚は、難しいかなと思うから…」という言葉から話し出した。

少しずつ仲良くなる

何度か会ううちに、何となく心のうちにあったことや、過去について話す機会があり、少しずつ打ち解けていっている気がしていた。

定期的に会える相手がいるのは良いことだな、と思いながら日々を過ごしていた。

ここまでで、今までの婚活デートをしていた相手たちと会っている回数をとっくに越えていた。
私は30代の終わり3-4年、とりあえず常に誰かとは連絡をとっていた。ただ続かず、濃厚だが1ヶ月で終わる場合、うっすーく4-5ヶ月つながり続ける場合など色々であった。
フッたり、フラれたり色々あったが、結局3回ほどで終わった人も多く、その間にお互い何も分かり合えていなかったのだな、と感じた。

まぁその3回で判断されているわけであり、それ以上分かり合う気はなかったということであろうが。

第一の壁

彼とは割とスムーズに連絡やお出かけを繰り返していたが、第一の壁が来てしまった。

きっと割とお互いの素が出始めたころだと思う。今思い返すと、とても仲良く楽しく過ごせていると思うが、確か3-4回目のお出かけで、この頃かなりマイペースな行動をする彼に戸惑いがあった。
自分の話したいことがなかなか話せない、ということもあり、喉が乾いた、と自分の分だけお茶を買った彼にすこしもやもやした感情を持った。

今考えると、何を期待しているのだ、と言ってやりたいところだ。この頃の私は相手が何かをしてくれることで気持ちをはかっていたのだろう。今ならそんなことはなく、自分も喉が乾いていれば茶を買えば良いし、要らなければ飲まなければ良いのだ。

それに加え、全く恋愛要素のある話が出てこない。この人はどういうつもりで自分と会っているのか、わからなくなり、大変悩んだ。

数日間はもやもやしながら「もうだめかな」と思った。
結局もやもやしながらも次の予定を決めて、定期的に会っていた。